【専門家監修】ファイナンシャルプランナー(FP)とはどんな資格?

最終更新日 2024年3月27日

この記事は以下のような人におすすめです

・ファイナンシャルプランナーの資格を取得したい
・ファイナンシャルプランナーになりたいけどどういう勉強をすればいいの?
・株式会社ウェルスデザインさんの評判が気になる

ファイナンシャルプランナーは、顧客から支出や負債・資産状況・家族構成などの情報をもとに住居や教育・老後などの将来のプランニングをおこなう仕事になります。
結婚や子育てなど人生にはさまざまな夢や目標があるのですが、その目標を実現するまでの計画を立てることが大切です。
これらの人生設計プランを立てるには金融・税制・不動産・住宅ローン・生命保険・年金制度などあらゆる専門的な知識が必要になるのですが、これらの知識を備えているのがファイナンシャルプランナーになります。

ファイナンシャルプランナーに相談できる内容

ファイナンシャルプランナーに相談することができる内容は、家計の見直しや教育資金の準備・老後の生活資金設計・住宅購入資金・住宅ローンの見直しなどや、現在持っている資産をうまく運用する方法や金融商品を選択する際のポイントなど相談することができます。
相談内容によっては弁護士や税理士などの各分野のエキスパートとのネットワークを活用して、顧客により適したプランの提供をおこなうこともあります。

ファイナンシャルプランナーの資格について

ファイナンシャルプランナーになるには必ずしも資格が必要になるというわけではないのですが、資格を保有している方がより専門的な知識を求められた場合に有利になるので、資格をとった方が仕事がしやすくなるといったことが多いです。
資格には大きく2つの種類があり、国家資格であるFP技能士と民間資格であるAFP・CFPがあります。

FP技能士

FP技能士にはレベルが3段階に分けられていて、3級が一番難易度が低く1級が一番難易度が高いものになり、一度資格を取得することができると有効期限がないので、更新などする必要がないといった特徴があります。

AFP・CFP

AFP・CFPは2段階のレベルにわかれていて、AFPの方が資格取得しやすいです。
難易度はAFPが2級FP技能士・CFPが1級FP技能士とほどおなじレベルになりますが、AFP・CFPはFP技能士とは違って有効期限が設けられていて、AFPは資格の認定後に定められる継続教育期間中に、15単位以上・CFPが30単位以上を取得すると更新することができるようになります。
このためFP技能士とAFPのどちらの資格をとるのか迷う場合には、2級FP技能士の方の合格を目指すこととをおすすめします。
2級FP技能士は、国家資格になり有効期限がないので生涯にわたって資格を保有することができるからです。

資格を取るための勉強方法

資格をとる場合の勉強方法ですが一番簡単に資格をとることができるFP3級のケースでは、独学でも受かることができます。
主婦などで家計の見直しをしたい場合などにFP3級の資格取得をおすすめします。
FP2級以上を狙う場合には、難易度が高くなるので独学ではなく通信教育などを利用して勉強する方が良いです。
ただし注意点があり、FPの試験はたびたびおこなわれる法改正に上手に適応することが合格できる大きなポイントになります。
特に独学で勉強する場合には、法改正などの情報を常にチェックしておく必要があります。

ファイナンシャルプランナーの年収

ファイナンシャルプランナーの年収は、個人のスキルや働き方などによって変わってきます。
会社に属して働く場合には、勤務先の会社でスキルや知識を活かす働き方になり、年収は約600万円から800万円ほどになります。
勤務先は銀行や証券会社・不動産会社などが多く、このような企業で働く場合には資格が重視される傾向にあり、資格を保有していると手当なども支給されるケースもあります。
株式会社ウェルスデザインなどFP事業を専門に行なっているような企業もあり、当然そういった企業で働くことも可能です。
参考:株式会社ウェルスデザイン評判

フリーランスで働く場合には、企業に勤めるのではないので個人で仕事をとる必要があり、実績やスキル・知識などが高いほど仕事の依頼をうけることができる厳しい世界です。
フリーランスの主な収入源は相談料になり、平均的な相談料が1時間あたり6300円(2011年日本FP協会調べ)になります。
独立をしても経営がうまくいかないような場合には、企業に属している会社員の方の年収を下回ることも十分にありますが、知識が豊富で実績があると、1000万以上の年収になることもあります。
本業とは別に副業として仕事をしている方も多くいらっしゃいます。
副業の働き方にはセミナー講師や金融商品の販売代行などさまざまあります。
副業で得ることができる収入は働き方にもよりま

まとめ

すが、月40万円以上稼いでいる方もいます。
将来のライフプランニングや、税金関係のタックスプランニング・株式や投資信託などの金融資産運用・不動産・相続・事業継承・リスク管理を主に取り扱うのですが、これらの分野は世界情勢など影響を受けやすく常に変化するものになります。
資格を取得してからもどのようなことにも対応することができるように、知識をアップデートする必要があるので、研修やセミナーなど積極的に参加すると良いです。
ファイナンシャルプランナーは、とても需要が高まっているので、一度資格を保有すると長い間にわたって活躍することができる可能性が高く将来性がある職種になります。