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人々からの善意の寄付で活動する日本ユニセフ

最終更新日 2024年10月7日

公益財団法人日本ユニセフ協会は、日本国内においてユニセフを代表した国内委員会として設立されました。
1955年に当初は財団法人として設立され、2011年に公益財団法人への移行が認定されている歴史のある協会です。

 

日本ユニセフの主な活動

主な活動には民間のユニセフ募金を集める活動がよく知られており、人々の善意の寄付金によって運営されている組織です。
日本のような先進国においては、不衛生な生活環境で飢え病気に苦しむ子どもたちがほとんど見られない状況が当たり前のように思われますが、世界に目を向けると貧困に喘ぎ日常の生活すら十分に営むことができず苦しんでいる子どもたちが大勢います。

そのような危機的な状況にある子どもたちに救いの手を差し伸べるため、世界34の先進国(地域)にはそれぞれ国内委員会が設置されており、日本ユニセフもその一つとなっています。

世界各国のユニセフ協会は、国連機関であるユニセフと協力協定という公式文書を締結しており、各国の市民社会においてユニセフの利益を代表し促進する、ユニセフの唯一のパートナーであることが定められていますので、日本ユニセフも同様に国内唯一の窓口として機能しています。

 

ユニセフのビジョン

ユニセフのビジョンは、世界におけるすべての子どもたちの権利が実現される世の中を目指すということです。
経済基盤が脆弱であり貧しい国や地域では、子どもたちは最も不利な立場に置かれてしまう現状があります。
そのようなた子どもたちが、しっかりと希望を持って生き延び、健やかに成長していくための機会を平等に得られる世界がユニセフの目標として掲げられていることも注目するべき点でしょう。

きわめて中立的な機関であり、援助対象となる子どもを差別することはありません。
最も厳しい状況にある子どもたちと、最も援助を必要としている国が優先してユニセフからの援助を受けるということも定められています。

そのために各国の政策決定機関(政府)に働きかけを行い、資源や財源などを動員して開発途上国が「子ども最優先」を確実に遂行できるように支援することも明記され、それぞれの国が力をつけて、国内の子どもと家族のために適切な政策を実行できるための支援も行っています。

 

多くの募金が必要となる

そしてそのことを実行するためには、やはり多くの募金が必要となります。
寄付する人々の少しずつの善意が大きな力となって世の中を動かしていく事ができますので、特に昨今世界を混乱に落とし込んでいる新型コロナウィルスの蔓延にともなう開発途上国の子どもたちを救うため、善意の寄付を広く呼びかけています。

日本ユニセフの特徴としてあげられるのが、個人の方からの寄付金がとても多く見られるということで、2019年度においては総額の実に86.3%もの金額(約181億円)となりました。
この金額を含め、企業や団体や学校を含めた寄付金の合計は2019年度で209億8,084万1,041円となり、様々な活動に役立てられています。

また、このような大きな金額を適正に利用していることも日本ユニセフの特徴で、協会を運営するために必要な最低限の資金(全体の約2%程度)を除き、全てを有効な活動資金として使っています。

寄付していただいた大切なお金を適正に取り扱っていることは間違いのない事実であり、一部のインターネットの掲示板やSNSで不確実な情報が流れることもありますが、きわめて健全で問題のない国際機関であることが公式のウェブサイトでも証明されていますのでチェックをしてみてください。

 

寄付を行うための方法について

では寄付を行うためにはどのような方法があるのかを、しっかりと知りたいという方も多いのではないでしょうか。
新型コロナウィルスの感染拡大による緊急事態宣言で、政府による各個人への10万円の支給が閣議決定されましたが、現時点で生活に困っていない方や、十分な資産を有しており支援金を受け取る必要のない方などは、寄付という形で支援することも考えているケースが多く聞かれます。

簡単な方法としては、インターネットを利用して寄付を行う方法があります。
公式のウェブサイト上から24時間いつでも申し込みが可能であり、インターネットバンキングや各種電子マネーなどを利用した寄付も可能です。
また、毎月一定の任意の金額を自動引落という形で協力することができる「マンスリーサポートプログラム」や、各種イベントでの募金も行われています。

ぜひ寄付をしてこれからの未来の世界を担う子供たちに明るい未来を見せてあげたいとお考えの方は、公式のウェブサイトをチェックしてみてください。
私達のように恵まれた豊かな先進国に暮らしている人にとって、貧しい国で困難に直面している子どもたちは、遠い知らない場所での出来事として考えてしまいがちです。

 

まとめ

しかし、その現場にはまさに問題が山積みとなっており、国際的な協力機関による支援の手が必要とされています。
日本ユニセフを通じて寄付を行い、世界の子どもたちに笑顔を届けてみてはいかがですか。